宮崎散歩 高千穂峡ほか
先日、宮崎県の高千穂峡に行ってきました。
宮崎県は最近は太平洋に面し、比較的良質な波が安定的に発生することからサーフィンをする観光客でにぎわいます。しかしそれは海側のお話しであり、山には山の良さがあるのです。
その山観光代表といえば高千穂峡。高千穂は神話の国と言われ、天照大神が天岩戸があるという観光地です。
前日までのあいにくの雨で水量が増加しているため水が濁っていますが、いつもや紺色っぽい神秘的な水色で、ボートで遊覧することができます。この滝の奥も行くことができますが、今回は休止中でした。
高千穂峡に行ったら必ず挑戦して欲しいのが流しそうめん。一人500円程度で意外とたくさん流れてきます。奥の小部屋からおじさんが「次、行きまーす!」と声を掛けてくれます。
さらにその流しそうめんの脇ではマス釣りも楽しめます。竿を1本100円で借り、釣った魚を1匹200円で買い取るシステムです。釣った魚は近くのお店でさばいて焼いてくれるサービスもあるそうです(さばき&焼き料金300円/匹)。東京近郊の釣り堀だとお昼過ぎには釣れなくなってしまうのですが、ここ高千穂ではちゃんと釣れます。3匹釣って塩で〆て持ち帰りました。
高千穂で必ずゲットしたいお土産はこの素焼きのマガダマ。マガダマは日本独自の形状ですので、神話の国のお土産には持って来い。1つ100円という良心的な価格のためか、1時間後に通った時にはだいぶ減っていました。売り切れの場合もあるのでご了承ください。
高千穂からの帰りにぜひ立ち寄りたいのが「日之影温泉駅」。高千穂峡からとても険しい山道旧道をひたすら進む秘湯です。かつては高千穂鉄道が走っていましたが、2005年の台風で線路破損などの被害が発生し、そのまま廃線となってしまったまぼろし(?)の駅です。
この駅には実は「温泉」があります。かつて高千穂鉄道が現役だったころ、駅のホームと直結しているこの温泉は観光客の憩いの地だったのです。電車が出発する5分前をお知らせするランプが付いている温泉なんて、ここくらいしかないのでは・・・。今では立ち寄る観光客は減りましたが、地元の方々に利用されています。
温泉は建物の二階にあり、ホームを見下ろすことができます。かつての電車はいまここでずっと停車中。
アユのやな場がオープンしていると聞きつけ、行ってきました。とはいえ、まだまだ時期本番ではないので、閑散としていましたが、アユを食べて帰りました。
●実は宮崎県はウナギの養殖が盛んです。
※出典:農林水産省 内水面養殖業 都道府県別・魚種別収獲量(平成25年概数値)
全国:14,200トン
鹿児島:5,747トン(40.5%)
愛知:3,140トン(22.1%)
宮崎:2,840トン(20.0%)
しかし、今回ウナギを食べることはできませんでした。
ウナギの資源が回復することを願いつつ、次回までお預けとします。